携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> アランバル2

アランバル2

[313]  ユータ  2006-07-31投稿
少年を取り囲むようにゴブリン達が動いた。
三体…一人。どうみても不利…しかも初心者丸出しである。
少年は目の前のゴブリンに突っ込んだ。ざくりと左肩に切り付けて、ゴブリンの叫びがあがる。「うりゃあぁ」さらに切り付けようとした少年の横顔をゴブリンが殴り飛ばした。
そして地を滑りながら、ようやく止まると、すぐにゴブリンが追い掛けてきた。恐怖で瞳孔が開く。
無我夢中で左手をつきだすと。「大気を揺るがす精霊よ、地を駆け抜ける魂よ!わが腕をつたいて、邪悪な魂を貫く刃となれ!ファイヤー!」手の平を伝わる不思議な感覚の後、げんこつサイズの火の球が放たれ、そしてゴブリンに叫ぶ隙を与えず、丸焼きにした。
ゆっくり立ち上がり、再び左手を突き出すと、ゴブリン達は逃げて行った。
「ふぅ〜…危なかった…」剣を杖代わりに立ち上がり、ゴブリンの毛皮を剥ぎ取る。これを売って金にするのだ。
彼の名前は、ユータ・リュアノーク。見た目どうりの新米冒険者。しかも…職業としてみては剣士なのだが…特技は魔法である。
幼い頃に叔母にならっただけであったが、三年修業した剣の腕よりも凄いのである。一言でいえば…ヘンテコ剣士である。

感想

感想はありません。

「 ユータ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス