wakening?
「あいつ、結構普通だったよな?」 次の日の朝、聖が修介に話しかけてきた。 「そうか?あいつちょくちょく性格変わってるぞ。」 と修介は答えた。 「修君、おはよぉ。今日は絶対サボるのダメだからね。」 由紀が話しかけてきた。 「あぁ〜、はいはい分かった分かった。」 修介は力の無い声で答えた。 「由紀ちゃん!…お、おはよぉ!」 聖が少し照れながら由紀にあいさつした。 「…おはよう…ございます…。」 由紀は聖以上に緊張しているようだった。 「はぁ?『ございます』って何だよ。」 修介は笑いながら言った。 すると由紀は、顔を真っ赤にしてどこかへ行ってしまった。 「お前さぁ〜、もっとやさしくできねぇの?かわいそうだろ。…あぁ〜!でもやっぱ可愛いなぁ〜」 聖はまたニヤニヤしていた。 この日修介は居眠りはしたものの授業をサボることはなかった。由紀を怒らせてしまったことを少し気にしているようだった。 「おい、由紀。怒ってる?」 放課後、修介は由紀に話しかけた。 だが由紀は何も返事をしなかった。 「朝、ちょっと言いすぎた。わりぃ。」 と修介はもう一度由紀に話しかけてみた。 「修君があやまるなんてめずらしいね。」と、しばらく沈黙が続き由紀はやっと返事をした。 「はぁ…、めんどくさ…。てか早くしろよ。帰るぞ。」 修介は頭をかきながら言った。 由紀は「うん」と嬉しそうに返事して、急いで教科書をカバンに詰め込んだ。
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