「好き」って言えたらいいのにな…
「あの………ずっと好きでした…私と付き合ってください!」
「……いいよ。」
「えっ!!本当ですか?!!」
「嘘。お前なんかと付き合う訳ないじゃん、自分の顔みたことあんの?」
私の初恋は、桜とともに散った。もう二度と人を好きにならないと自分に言い聞かせた。はずだった……。
「オハヨー!…何見てるの?」
「あっ!おはよう!今日カッコイイ転校生が来てて!!奈々も
見たら?」
別に転校生が来たからってみんな興奮しすぎ、とは思ったがやっぱり少し興味があったので除いてみた。確かに悪くない。
髪は、短くて鼻は高いし背も170位あるだろうか。確かに女子がカッコイイと思うわけだ。
「……フーン。」私は、わざと気がない振りをした。
「何が『フーン。』よカッコイイって思わないの??」
「別に…私、顔じゃなくて中身だから…。」半分は、嘘だ。でももう顔に騙されない。あいつだって性格悪いに決まってる。
「ハ〜。あんた初恋で振られたからっていつまでも引きずってんじゃないわよ。」
あんたにだけは、言われたくなかった。何故なら京子は、昔、男に振られて私がなぐさめたからだ。京子は、私がいなかったら今でも昔の男を引きずっていただろう。
「何よ…京子だって引きずってたじゃない!!!」
はっ!!つい向きになってしまった。周りの空気が静かになった。私と京子は、気まずくなり場所を移した。
「……あんた、さっきの何なの?あんなに怒らなくてもいいじゃい!」
京子は、何も分かってない。私が取り乱した本当の理由を…。
* 続く*
「……いいよ。」
「えっ!!本当ですか?!!」
「嘘。お前なんかと付き合う訳ないじゃん、自分の顔みたことあんの?」
私の初恋は、桜とともに散った。もう二度と人を好きにならないと自分に言い聞かせた。はずだった……。
「オハヨー!…何見てるの?」
「あっ!おはよう!今日カッコイイ転校生が来てて!!奈々も
見たら?」
別に転校生が来たからってみんな興奮しすぎ、とは思ったがやっぱり少し興味があったので除いてみた。確かに悪くない。
髪は、短くて鼻は高いし背も170位あるだろうか。確かに女子がカッコイイと思うわけだ。
「……フーン。」私は、わざと気がない振りをした。
「何が『フーン。』よカッコイイって思わないの??」
「別に…私、顔じゃなくて中身だから…。」半分は、嘘だ。でももう顔に騙されない。あいつだって性格悪いに決まってる。
「ハ〜。あんた初恋で振られたからっていつまでも引きずってんじゃないわよ。」
あんたにだけは、言われたくなかった。何故なら京子は、昔、男に振られて私がなぐさめたからだ。京子は、私がいなかったら今でも昔の男を引きずっていただろう。
「何よ…京子だって引きずってたじゃない!!!」
はっ!!つい向きになってしまった。周りの空気が静かになった。私と京子は、気まずくなり場所を移した。
「……あんた、さっきの何なの?あんなに怒らなくてもいいじゃい!」
京子は、何も分かってない。私が取り乱した本当の理由を…。
* 続く*
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