あなたがいるだけで。?
木村くんにはいつも驚かされる。
例えば大嶋くんに好きな人がいて、私は大嶋くんに対して木村くんのように、協力すると笑顔で言うことができるのだろうか…。
翌日、昨日と同じ時間に学校を出る。昨日と変わらず、すでに心臓がバクバクしている。
いつ会えるかも分からないのに、これじゃあ身がもたない…。
「廣瀬さん」
ドキンッ!!!!!
後ろから大嶋くんが歩いてくる。
大嶋くんに会ってしまった。
大嶋くんに…これから告白するんだ。
そう思っただけで頭はガンガンしてくるし、動悸はするし…緊張で変になりそうだ。
「絵の方は進みました?」
「う、うん。少し、少しずつだけど…」
辿々しく私は答える。
「完成が楽しみですね。はやく見てみたいです」大嶋くんが笑顔を見せる。
「お、大嶋くんっ」
思わず声が大きくなってしまった。
「はい」
目を丸くして大嶋くんが私を見る。
言わなきゃ。
言わなきゃ。
気持ちを伝えなきゃ。
「私っ…私…っ」
自分の身体が心臓の鼓動と一緒に揺れているようだ。
「私…」
「廣瀬さん?!」
驚いたような顔をして大嶋くんが私を見ている。
私、緊張のあまり泣いていた。
情けない…。
恥ずかしい…。
でも、大嶋くんに私の気持ち知ってもらいたい。
「私、大嶋くんが好きです」
泣きながら、声を震わせて、私の人生で初めての告白だった。
続く
例えば大嶋くんに好きな人がいて、私は大嶋くんに対して木村くんのように、協力すると笑顔で言うことができるのだろうか…。
翌日、昨日と同じ時間に学校を出る。昨日と変わらず、すでに心臓がバクバクしている。
いつ会えるかも分からないのに、これじゃあ身がもたない…。
「廣瀬さん」
ドキンッ!!!!!
後ろから大嶋くんが歩いてくる。
大嶋くんに会ってしまった。
大嶋くんに…これから告白するんだ。
そう思っただけで頭はガンガンしてくるし、動悸はするし…緊張で変になりそうだ。
「絵の方は進みました?」
「う、うん。少し、少しずつだけど…」
辿々しく私は答える。
「完成が楽しみですね。はやく見てみたいです」大嶋くんが笑顔を見せる。
「お、大嶋くんっ」
思わず声が大きくなってしまった。
「はい」
目を丸くして大嶋くんが私を見る。
言わなきゃ。
言わなきゃ。
気持ちを伝えなきゃ。
「私っ…私…っ」
自分の身体が心臓の鼓動と一緒に揺れているようだ。
「私…」
「廣瀬さん?!」
驚いたような顔をして大嶋くんが私を見ている。
私、緊張のあまり泣いていた。
情けない…。
恥ずかしい…。
でも、大嶋くんに私の気持ち知ってもらいたい。
「私、大嶋くんが好きです」
泣きながら、声を震わせて、私の人生で初めての告白だった。
続く
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