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カオスバスター 第15話:試練3

[304]  キングボーズ  2006-08-01投稿
ガルの入った異次元。他の二人が試練に苦戦している頃、ガルも苦しい戦闘を繰り広げていた。ガルのまわりにはたくさんのカオス。数はざっと二千匹。皆同じ種族で巨大なハエのように見える。ガルに与えられた試練は、このカオスを一撃だけで倒すこと。
「そんなの無理だよ〜!!縦一列に並んでれば出来るけどこんなにバラバラだと…。」
ガルは襲いかかるカオスの攻撃を避けながら、左手に言霊を書き、口からレーザー砲を発射した。しかしカオスが消えたらまた復活する。
「ちくしょー!!どうすりゃいいんだよ!!」
その時、空から仙人の声が聞こえた。
「主はまず己の言霊を熟知することじゃ。いろいろな撃ち方を試してみよ。」
「いろいろな撃ち方…?」
ガルはいつもと違う撃ち方を試した。言霊を素早く書いたり、遅く書いたり。書き順を変えたり。しかし変化はない。ガルは視点を変え、口に注目して撃った。
試しに口をギリギリまで閉じて撃ってみた。すると、レーザーの範囲は狭くなったが、射程距離が長くなった。
「そう言うことか…!分かったよ!!この試練の攻略法!!!」
ガルは口を目一杯開き、言霊を撃った。レーザーは広い範囲に広がり、二千匹のカオスは一瞬で消え去った。
「よし!もう終わりだね!!」
ガルは吊してある綱を引き、地上へ戻った。



「あれ?もう二人とも終わってたのかよ?」
ツバサが地上に戻った時、リアとガルはすでに戻っていた。
「主が一番最後じゃよ。しかし長かったのぅ。しかし約束は約束じゃ。主らには新しい言霊をやろう。手を出しなさい。」
三人が手を出し、その上に仙人が赤い玉を持たせた。
「おい、仙人のじいさん。なんだよコレ?」
「これは言霊の素。それを握れば玉に文字が浮かぶ。それが己の言霊じゃ。」
ツバサ達は言われたとおり玉を握り締めた。すると玉は光り、文字が浮き出てきた。


「すげぇ…。」

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