携帯小説!(PC版)

存在?

[607]  2005-11-24投稿
葬式も終わりあたしには前と何も変わりない日々が待っていた。普通に過ごしているとおばちゃんがいなくなったという実感は湧かなかった。でも心にポカンと大きな穴が開いた気分だ。学校へ行くと菜々子に呼び出された。「ここじゃ話しづらいから…」 ?
踊り場で話を聞いた。
「おばちゃん亡くなったんでしょ?親が新聞のお悔やみの欄見てて見つけてさ…」
そうだ。おばちゃんは亡くなったんだ。もう会えないよ。話し声も何も聞けない…何も見えない。「あたしも前あんたん家行った時遊んでもらったなぁ…とか思ったりね」
何か嬉しかった。おばちゃんは菜々子の心の中でも生きてるんだなぁとか思った。でも人間って何だろうとかも思った。生きるって何?呼吸する事?生きてる間は「死ね」とか簡単に口に出せてもきっと死んだら死んだで大きなダメージを受ける。出会っては別れて、いずれは永遠の別れになる。出会った時から別れは約束されてるんだ。結局生きるって何?存在する意味あるの?とか考えながら。
でも今でも答えは見つからない。きっとこれから先も。でも見つかると生きる意味がなくなるよ。なんて理論付けてもまだ悩んでる。

こんな迷宮入りな迷路に迷わず自由気ままに生きたい。

感想

  • 112: 私は小5のときに父を亡くしあなたと同じことを思った。死ぬことは何かが途切れることじゃないって今は思います。 [2011-01-16]

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