Dream。[4]
そんな変な自己紹介に、
「ふ」
星奏多は再び
人をバカにしたような笑いをこぼす。
あーあ、もう
完全にバカにされてる…
なんて思っていると。
「フリーなんだ」
「え」
今、なんて
「フリーなんでしょ?」
「ほ?はぇぁ、まあ」
自分が言った事とは言え、
星奏多がそんな反応を示すとは思わなかったので、
まぬけな声を出してしまう。
「クス…」
ああ、なんか
さらにバカにされてる気が。
もーーーーっ!!
しかも、星…くんて……
よくみると、かなり…
って何を考えてんの((汗
「っ、ってか、星くんはっ、なんでそんな事聞く訳っ」
「なんでだと思う?」
かああっ。
なんか、自分がすごく子供に思える。
この口調、表情、視線…
すべてに……魅かれる……
え。
あたし…
「ねえ、俺と付き合わない?」
「…………え………………?」
え、え…?
突然の事に、
しばらくフリーズ。
だって、今、
付き合うって、
「あらら、固まっちゃって。かーわいい。」
かあああああっ。
バカにされる照れとは別に…
…なんだろうこの気持ち。
あたしの頭の中で、色んな事がぐるぐるまわって…
も………だめ………
なに?
くらくらするよ……………
…………………
ぱたっ
「おい……嘘だろ」
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