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僕らの時代?

[292]  いちご  2009-09-21投稿
「じゃあ、またいつもの場所で」
僕は、そう言って、みんなに、手を振った。
僕らの「いつもの場所」と、いうのは、よく放課後に、遊ぶ、近所の河原のことだ。
まゆみ、しおり、みずき、こうた、僕ゆうとの5人は、幼なじみで、よく学校が、おわった後いっしょに遊んでいる。
僕は、全速力で、家に向かい、家に着くなり、ランドセルをげんかんに投げ捨て、再び、全速力で、
河原へ向かう。
目的地に着くと、まゆみが、にこにこしながら、手を振って、こっちに、向かって来る。
「しおりは?」
いつも、まゆみといっしょのしおりが、いない。
「今日は、ピアノですって。」
なるほど。しおりは、お金持ちの家のお嬢様で、ピアノだのクラシックバレーだのて、いろいろと忙しいのだ。
「ああ、今日は、木曜日だったな。」
そんなふうに、つぶやいていると、自転車に、乗ったみずきと、こうたが、現れた。
「おおい。そんなに、早くいくなよ。」
「うるせえな。こうた、お前が、体力なさすぎなだけだろ?」こうたは、汗だくで、息切れしている。くらべて、みずきは、なに一つ変わらず、さわやかな顔をしていた。
「なあ、みんな。」
みずきが、大人ぶって、改まった顔をした。

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