Word・・・第0章『夢』
いつもの夢を見る
少女が丘の上で立っている。
何かの歌を歌っている様だが、うまく聞き取れない。
それをずっと聞いて、少女はいつの間にか自分の横にいる。
顔は靄が掛かったように見えない。
だが、どういう訳かとても美しく見えた。
また気が付けば、少女は丘の上に立っている。
そして、こちらを向き一言・・・
「もうすぐ・・・」
ここまではいつもの夢と変わらなかった。そして、いつもならこのまま夢は覚めてしまう。
だが、いつもとは違った。今度は最後まで少女の言うことが聞こえた。
「会えるよ・・・」
その言葉を聞いた途端、周りは一瞬に赤く染まった。
木は枯れて、地面は腐敗し始めた。
そして周りには得たいの知れない生物が湧いて出てくる。
得体の知れない生物は俺の腕を掴み引きちぎる。
夢・・・、のはずだった。
夢は痛みを感じない。
だが、異様にリアルな痛みと恐怖、夢ではありえないものだった。
そんな中、俺は悶え苦しみながら一生懸命に火の中を逃げ回る。
倒れこむ目の前にはさっきの少女がいた。
「力が・・・、ほしい?」
「ぐっ」
「何者にも負けない、絶対的な力が欲しい?」
(力・・・?)
「何もカも失う覚悟あるのなら欲しいと叫びなさい」
(この苦痛と恐怖を無くしてくれるなら・・・)
「欲し・・・い」
(所詮夢だ・・・)
「・・・わかった」
その時はただそう思っただけだった。
少女が丘の上で立っている。
何かの歌を歌っている様だが、うまく聞き取れない。
それをずっと聞いて、少女はいつの間にか自分の横にいる。
顔は靄が掛かったように見えない。
だが、どういう訳かとても美しく見えた。
また気が付けば、少女は丘の上に立っている。
そして、こちらを向き一言・・・
「もうすぐ・・・」
ここまではいつもの夢と変わらなかった。そして、いつもならこのまま夢は覚めてしまう。
だが、いつもとは違った。今度は最後まで少女の言うことが聞こえた。
「会えるよ・・・」
その言葉を聞いた途端、周りは一瞬に赤く染まった。
木は枯れて、地面は腐敗し始めた。
そして周りには得たいの知れない生物が湧いて出てくる。
得体の知れない生物は俺の腕を掴み引きちぎる。
夢・・・、のはずだった。
夢は痛みを感じない。
だが、異様にリアルな痛みと恐怖、夢ではありえないものだった。
そんな中、俺は悶え苦しみながら一生懸命に火の中を逃げ回る。
倒れこむ目の前にはさっきの少女がいた。
「力が・・・、ほしい?」
「ぐっ」
「何者にも負けない、絶対的な力が欲しい?」
(力・・・?)
「何もカも失う覚悟あるのなら欲しいと叫びなさい」
(この苦痛と恐怖を無くしてくれるなら・・・)
「欲し・・・い」
(所詮夢だ・・・)
「・・・わかった」
その時はただそう思っただけだった。
感想
感想はありません。
「 黒猫 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。