秘密の両手?
『…お前なに泣いてんの。』『…翔太。…泣いてない。』『…あのさ、俺、したくなくて手出さない訳じゃないから。…ラブホに行った時にお前、震えてて、今まで強いヤツだって思ってたお前のこと、ちゃんと大切にしなきゃって決めたんだ。お前がオトコ怖いの治ったらって思って我慢して来た。わかって…』━━愛されてるって実感は、泪と一緒に溢れてきて。止められない。『お前、一人暮らししてから一回も泊まんなかったのも、二人っきりでこんな所にいたら、俺さ、ほら、ね…。』『…あははは』『なんで笑ってんの!』『だって不安だったから…ずっと。…安心したの。嬉しい、翔太にそこまで想われて。』
━━焦らなくていいんだ。きっと翔太もずっと、同じ気持ちだったんだと思う。何度言っても足りないくらいだけど、ありがとう。
━━ピンポーン!…今日は初めてのWデート。って言っても、家でたこ焼きしたり、ただ遊ぶだけ。それでも、高校生活が残り少ない私達にとっては、とても貴重な時間だった。
『はぁ〜い!』『飲み物とツマミ買って来たよ〜』『アイ。ツマミって…高校生なんだけど…しかもビールもある…』『翔太は?まだ?』『あっ!もう来るよ。』
『俺のこと呼んだ?』
━━たこ焼きをして、映画見て、なんでもない様な会話を何時間も飽きずにして。バカみたいに笑い続けた。
『実は、ダイ達に報告がある。』『なに翔太?』『えっと、卒業したら俺等一緒に暮らすことになった。まだ、許してもらってないけど。』『それって、同棲ってこと?』『うん。』『良かったね!おめでと!』『アイ!ありがと』
『それともう一つ。これは俺からお前に…今日、面接行って来たんだ。建設会社の。たぶん大丈夫だと思う!』『本当に?翔太!おめでと!!』━━怖いくらいに幸せだった。大切な人を近くで感じて、振り返るたびに神様は微笑んでる気がした。
━━焦らなくていいんだ。きっと翔太もずっと、同じ気持ちだったんだと思う。何度言っても足りないくらいだけど、ありがとう。
━━ピンポーン!…今日は初めてのWデート。って言っても、家でたこ焼きしたり、ただ遊ぶだけ。それでも、高校生活が残り少ない私達にとっては、とても貴重な時間だった。
『はぁ〜い!』『飲み物とツマミ買って来たよ〜』『アイ。ツマミって…高校生なんだけど…しかもビールもある…』『翔太は?まだ?』『あっ!もう来るよ。』
『俺のこと呼んだ?』
━━たこ焼きをして、映画見て、なんでもない様な会話を何時間も飽きずにして。バカみたいに笑い続けた。
『実は、ダイ達に報告がある。』『なに翔太?』『えっと、卒業したら俺等一緒に暮らすことになった。まだ、許してもらってないけど。』『それって、同棲ってこと?』『うん。』『良かったね!おめでと!』『アイ!ありがと』
『それともう一つ。これは俺からお前に…今日、面接行って来たんだ。建設会社の。たぶん大丈夫だと思う!』『本当に?翔太!おめでと!!』━━怖いくらいに幸せだった。大切な人を近くで感じて、振り返るたびに神様は微笑んでる気がした。
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