誰も愛さない人を愛する私【10】
私はスグルくんが触れたところを触って携帯を握りしめて学校へ行った。
そして授業中も携帯ばかりを気にしていた。
そしてやっと来たメールに1人で興奮した。
『16時に井之上公園で待ち合わせしよう。』
井之上公園はスグルくんの降りる駅の近くの公園。
私はデートより緊張した。
だって私が言った言葉は告白だもの。
スグルくんの『ありがとう』は返事なのかただのお礼なのかわからなかったもの。
それを聞く。
そう思うだけで心臓はパンク寸前!!
そして、やってきた。
井之上公園。
夕日に囲まれながらスグルくんの姿を見つけた。
それはとても温かい光景だ。
それはとても優しい光景だ。
私は平静を装ってスグルくんに近づく。
「待った?」
「ううん。」
この何でもない会話が幸せに感じた。
そして2人で噴水の前のベンチに座った。
穏やかな夕方。
私は思い切って言い出した。
「ねぇ?
朝、私が言ったこと…。」
スグルくんは少し真面目な瞳で私を見てから笑って言った。
「俺は人を愛せないよ。
サヤカちゃんに惹かれている自分がいるのに愛することはないと思う。」
私はその言葉にしがみつくように言った。
「いいんだよ!
私が分けるから。
そうしたら、スグルくんも変わるかも。
変わらなくても愛してほしいなんて望まないよ。
私はスグルくんを愛せることに幸せを思うの。
ただ、こうしていれるだけで幸せだよ。」
私の言葉にスグルくんは言葉を詰まらせて涙を流した。
「俺は愛される資格なんてないんだよ。」
そして授業中も携帯ばかりを気にしていた。
そしてやっと来たメールに1人で興奮した。
『16時に井之上公園で待ち合わせしよう。』
井之上公園はスグルくんの降りる駅の近くの公園。
私はデートより緊張した。
だって私が言った言葉は告白だもの。
スグルくんの『ありがとう』は返事なのかただのお礼なのかわからなかったもの。
それを聞く。
そう思うだけで心臓はパンク寸前!!
そして、やってきた。
井之上公園。
夕日に囲まれながらスグルくんの姿を見つけた。
それはとても温かい光景だ。
それはとても優しい光景だ。
私は平静を装ってスグルくんに近づく。
「待った?」
「ううん。」
この何でもない会話が幸せに感じた。
そして2人で噴水の前のベンチに座った。
穏やかな夕方。
私は思い切って言い出した。
「ねぇ?
朝、私が言ったこと…。」
スグルくんは少し真面目な瞳で私を見てから笑って言った。
「俺は人を愛せないよ。
サヤカちゃんに惹かれている自分がいるのに愛することはないと思う。」
私はその言葉にしがみつくように言った。
「いいんだよ!
私が分けるから。
そうしたら、スグルくんも変わるかも。
変わらなくても愛してほしいなんて望まないよ。
私はスグルくんを愛せることに幸せを思うの。
ただ、こうしていれるだけで幸せだよ。」
私の言葉にスグルくんは言葉を詰まらせて涙を流した。
「俺は愛される資格なんてないんだよ。」
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