角砂糖が溶けていくように?
誰か、どうか、私が今、ここに居ても良いという証をちょうだい。
そう思っていた頃。扉の外にでられなかったあの頃。
誰かと繋がるだけで、自分の存在を確認していた。
その場だけでも必要とされていると思い込んで自分に存在価値を与えようとしていた。
扉の内側に足を踏み入れる。
もう一度、戻ってこられると自分に言い聞かせて。
「ごめんなさい、少しだけあなたと居なかった頃の私に会いに行きます。」
コーヒーはもう冷めてしまっているけれど、置き手紙が出来ない代わりに、とぷん、と音をたてて砂糖を落とす。
いってきます、の代わりに。
そう思っていた頃。扉の外にでられなかったあの頃。
誰かと繋がるだけで、自分の存在を確認していた。
その場だけでも必要とされていると思い込んで自分に存在価値を与えようとしていた。
扉の内側に足を踏み入れる。
もう一度、戻ってこられると自分に言い聞かせて。
「ごめんなさい、少しだけあなたと居なかった頃の私に会いに行きます。」
コーヒーはもう冷めてしまっているけれど、置き手紙が出来ない代わりに、とぷん、と音をたてて砂糖を落とす。
いってきます、の代わりに。
感想
- 23044: …なんか…緊迫…でも言葉が空想を広げさせます…シャイン [2011-01-16]
- 23117: 嬉しいお言葉ばかりで卒倒&恐縮です(>_<)紗弥佳 [2011-01-16]
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- 角砂糖通信・皆様へ
- 角砂糖が溶けていくように ?L?
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