角砂糖が溶けていくように?
雨は相変わらず降り続いている。
電子レンジのデジタル時計が青白く浮かび上がっている。
真夜中。
一人でソファーに腰掛けている。
一人でコーヒーテービルとその上にちょこんと居座っているコーヒーカップとシュガーポットと向き合っている。
シュガーポットの蓋を開ける。
陶器がぶつかる涼しい音。
もう一つ、砂糖を小さなトングでつまんでカップに落とす。
砂糖が深い海に落ちていく石みたいに見える。
冷めてしまっているコーヒーの中に落ちて、なかなか溶けていかない。
コーヒーと砂糖が混ざらない。
一つになれない。
通じない、伝わらない、分からない。
そんな言葉が頭を過ぎる。
私はまだ、扉の中から戻ってこられない。
電子レンジのデジタル時計が青白く浮かび上がっている。
真夜中。
一人でソファーに腰掛けている。
一人でコーヒーテービルとその上にちょこんと居座っているコーヒーカップとシュガーポットと向き合っている。
シュガーポットの蓋を開ける。
陶器がぶつかる涼しい音。
もう一つ、砂糖を小さなトングでつまんでカップに落とす。
砂糖が深い海に落ちていく石みたいに見える。
冷めてしまっているコーヒーの中に落ちて、なかなか溶けていかない。
コーヒーと砂糖が混ざらない。
一つになれない。
通じない、伝わらない、分からない。
そんな言葉が頭を過ぎる。
私はまだ、扉の中から戻ってこられない。
感想
- 23051: ようやく題名が心にしみる(とける)感じがしますシャイン [2011-01-16]
- 23130: 代わりに解説、感謝です。有難う御座います:紗弥佳 [2011-01-16]
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- 角砂糖通信・皆様へ
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