知ってるよ。?
知ってるよ。
あなたとあの人が一緒にいる時間の方が 長いこと。
でも あなた知らないでしょ。
あたしが
あなたと一緒にいる時間を 宝物みたいにしてること。
―――?―――\r
『ゆうた、急に黙っちゃって。どうしたの?』
『なんでもないです。』
の割には目が泳いじゃってる。
まぁいいや。
くしゃくしゃになりすぎた髪を、また元に戻していたら
ポンポンと肩を叩かれた。
『んっ?』
振り返った目線には、間違えるはずのない…
『す、すずきくん…ッ!!!』
なんで!?なんで鈴木くんが…
『沢木、今日これ落としただろ。』
パッと鈴木くんが手を広げると、そこには小さな鈴のキーホルダーがあった。
『あっこれあたしのだっ…』
『やっぱり?沢木のつけてたストラップに似てるなぁって思ってさ。』
携帯…あたしの?ストラップ?
『俺なんか沢木のことよく観察しちゃうんだよね。』
あたしは、床がぬけて
自分が落ちている感覚におちいっていた。
鈴木くんがあたしを観察…!?
『そ、そんなことしなくていいよ!』
『あはは。冗談だって。』
…なんだ冗談か。
あたしはがっかりしながらも、鈴木くんからキーホルダーを受け取った。
『あ、ありがとね!わざわざ…。』
『いえいえ。あ、沢木あしたもあの道使う?』
『うん。』
なんだろ?
『そっか。じゃあしたのあさいいことあるよ。』
『なんで?』
『おたのしみ。じゃ、教室戻るね。』
『うん。ば、バイバイッ…』
鈴木くんが教室から出ていってからしばらく
あたしは飛び出しそうな心臓を必死でとめて
鈴のキーホルダーをぎゅっとにぎった。
こもった音が 手の中で響いた。
あなたとあの人が一緒にいる時間の方が 長いこと。
でも あなた知らないでしょ。
あたしが
あなたと一緒にいる時間を 宝物みたいにしてること。
―――?―――\r
『ゆうた、急に黙っちゃって。どうしたの?』
『なんでもないです。』
の割には目が泳いじゃってる。
まぁいいや。
くしゃくしゃになりすぎた髪を、また元に戻していたら
ポンポンと肩を叩かれた。
『んっ?』
振り返った目線には、間違えるはずのない…
『す、すずきくん…ッ!!!』
なんで!?なんで鈴木くんが…
『沢木、今日これ落としただろ。』
パッと鈴木くんが手を広げると、そこには小さな鈴のキーホルダーがあった。
『あっこれあたしのだっ…』
『やっぱり?沢木のつけてたストラップに似てるなぁって思ってさ。』
携帯…あたしの?ストラップ?
『俺なんか沢木のことよく観察しちゃうんだよね。』
あたしは、床がぬけて
自分が落ちている感覚におちいっていた。
鈴木くんがあたしを観察…!?
『そ、そんなことしなくていいよ!』
『あはは。冗談だって。』
…なんだ冗談か。
あたしはがっかりしながらも、鈴木くんからキーホルダーを受け取った。
『あ、ありがとね!わざわざ…。』
『いえいえ。あ、沢木あしたもあの道使う?』
『うん。』
なんだろ?
『そっか。じゃあしたのあさいいことあるよ。』
『なんで?』
『おたのしみ。じゃ、教室戻るね。』
『うん。ば、バイバイッ…』
鈴木くんが教室から出ていってからしばらく
あたしは飛び出しそうな心臓を必死でとめて
鈴のキーホルダーをぎゅっとにぎった。
こもった音が 手の中で響いた。
感想
- 2946: 次チョ〜気になる! [2011-01-16]
- 2971: ゆっくりマイペースに更新するつもりでいます。 が、『気になる』なんて嬉しいお言葉を頂いたので、早く『?』載せられるよう頑張ります。(笑) コメントありがとうございました! [2011-01-16]
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