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オタクさん、元気?≪31≫

[334]  防波堤  2009-09-26投稿
ピーンポーン……。


ぼかん!!


鱒浦の家のインターホンを鳴らした直後に爆発音が聞こえた。


わたしは危険を感じそぉっとその場から立ち去ろうとしたがぐい、と腕を掴まれた。


「どうしたー?」


そこには無傷の鱒浦が立っていた。


「えと…大丈夫なの?」


「何が?」


鱒浦は不思議そうに首を傾げた。


「そりゃアンタが」


「ん、大丈夫。でどうした?」


「あのさ……」


わたしは言った。


「家に泊まらせて頂けますか?」


瞬間、鱒浦が硬直した。

「だ…ダメならいいですけど……」


わたしが得意の前言撤回をする前に急に鱒浦は笑顔になった。


「いいよ、いいよ!女同士だし、遠慮すんな」


鱒浦は、女子生徒だ。

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