携帯小説!(PC版)

wakening?

[472]  182  2006-08-02投稿
10分ほど歩くと晃司達がよく行くという店についた。  店の中はとても新しい感じだが少し殺風景だった。  「お前ら、また来たのかよ。暇だなぁ〜。しかも仲間増えてるし!」  店の奥から店員らしき男がでてきた。  晃司は修介達4人をその店員に紹介した。  「こいつの名前は哲平、俺達と同い年だから気ぃ使わなくていいぞ。」  と祐太朗が言った。  店員(哲平)はヒゲをはやしていてよく分からなかったが確かに同い年くらいに見える。  「ここって、何の店?飯食べるとこ?」  と聖が言った。  「あぁ、飯も食えるし、まぁ…あといろいろ。メインは情報を交換する場所だな。」  と哲平は腕を組みながら言った。  「立ち話も疲れるから座って」  と晃司はイスに座るようすすめた。  しばらく修介達は学校での出来事などいろいろな話しをしていた。  「あ、電話。」  突然、晃司は立ち上がり店の外にでた。  「なぁ、晃司って何であんなことしてるんだ?麻薬の取り締まりがどうとか…」  修介は前から気になっていたことを聞いてみた。  「…情報収集のためだよ。」  哲平のさっきまでの陽気な声が小さくなった。  「情報収集のためだけにあんな危ないことやるのかよ。…それに何の情報集めてるんだ?」  修介はさらに深いことを聞いてみた。  「……あいつの…晃司の兄貴の情報だよ。」  哲平はゆっくりと口を聞いた。  「お前ら、3年前隣町で起きた事件知ってるか?家族3人と近所の女の子が殺された事件。」  「あぁ、なんとなく覚えてる。その事件と関係あるのか?」  「殺された家族は晃司の親と弟で女の子のほうは幼なじみで仲が良かったらしい…。で、殺したのは…あいつの兄貴だ。」  4人は哲平からその話しを聞いて黙り込んでしまった。  「あいつの兄貴は、ある裏組織にいるっていう情報が入ってきてな。その組織は武器や麻薬の密売をやってる。だから麻薬を取り扱っているやつを調べてるんだ。」  哲平はさらに話しを続けた。

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