角砂糖が溶けていくように??
眠れなくて困っている梨花のいるリビングに、水を飲みに行く振りをして入る。
梨花は電気もつけないで、ソファに座ってコーヒーカップを見つめてぼーっとしている。
キッチンの電気をつけて、コップに水を注ぎながらカウンター越しに梨花に話しかける。
「眠れないの。」
梨花は、背を向けたまま怠そうに「うん。」と返事をした。
リビングの電気もつけて、水の入ったコップを持って梨花の隣に座る。
コーヒーテーブルの上のコーヒーは、カップの底に砂糖がどろどろになって溜まっている。
僕は気づかない振りをして、「もらうよ。」と言って一口飲んだ。
「なんだこれ、甘過ぎだ。」
梨花は、あの時見せてくれたみたいな焼きたてのふわふわのスポンジケーキの笑顔で僕を見ている。
「見れば分かるでしょ。」
そう言って笑っている。
いつもそうやって僕が起きて側にいるときは笑っていてくれるのに、眠れなくてつらそうな、少し疲れたような、なんとなく悲しそうな顔をして寝室を出て行ってコーヒーを淹れて、ぼーっとして、砂糖がコーヒーに落ちる音を、きっと気を紛らわすために聴いている。
梨花は電気もつけないで、ソファに座ってコーヒーカップを見つめてぼーっとしている。
キッチンの電気をつけて、コップに水を注ぎながらカウンター越しに梨花に話しかける。
「眠れないの。」
梨花は、背を向けたまま怠そうに「うん。」と返事をした。
リビングの電気もつけて、水の入ったコップを持って梨花の隣に座る。
コーヒーテーブルの上のコーヒーは、カップの底に砂糖がどろどろになって溜まっている。
僕は気づかない振りをして、「もらうよ。」と言って一口飲んだ。
「なんだこれ、甘過ぎだ。」
梨花は、あの時見せてくれたみたいな焼きたてのふわふわのスポンジケーキの笑顔で僕を見ている。
「見れば分かるでしょ。」
そう言って笑っている。
いつもそうやって僕が起きて側にいるときは笑っていてくれるのに、眠れなくてつらそうな、少し疲れたような、なんとなく悲しそうな顔をして寝室を出て行ってコーヒーを淹れて、ぼーっとして、砂糖がコーヒーに落ちる音を、きっと気を紛らわすために聴いている。
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