紅いスーツ ?
…なんだろう。この跡…武雄かな?
…でも壁に向かってる…
「ねぇ…あの部屋ってさっきの部屋じゃない?」
「え?あ…うん………!?」
突然、強い視線を感じ体が固まってしまった。
「どしたの?行ってみようよ。あの部屋、武雄気にしてたし…いるかもよ?」
亜季は感じなかったようだ。
「…うん。」
返事をしながら視線を感じた方を見たが…なにもない…。
…気のせいか?
そう思い、あの仮面のあった部屋へ向かった。
部屋に入ると空気は冷たく人の気配はしなかった。
「武雄〜?…どこ〜?」
一応、呼び掛けてみる
「…いないな」
辺りに隠れられそうな場所もない。
「ここは…全然瓦礫ないんだね。」
「そう…だね。」
…確かに。
窓ガラスは割られて散乱しているが…
あれだけあった瓦礫がこの部屋にはほとんど落ちていない。
亜季は壁にかけられた仮面を眺めている。
僕は外の様子を見ようと窓際に向かって歩き出した。
…警察に言った方が…。
そんなことを考えながら部屋の中程までで足が止まった。
そこにあったのはテーブルと二脚の綺麗に手入れされた椅子だった…。
やっぱり誰か居る…。
そう思った瞬間、堪らなく怖くなった。
「…亜季…」
ここから出よう…そう言おうと振り返った。
「んん!!」
血のように紅いスーツを着た笑い顔の仮面の男が亜季の後ろから口元に手を当てている。
僕は考えがあっていた事…それが今、目の前に居る事…その恐怖に動けなかった。
「……ふふ。」
動けずにいると不気味な笑いを残し…あの瓦礫の山の方へ消えた…。
「…くそ!」
逃げたかった…でも今ならまだ二人を助けられるかもしれない。
覚悟を決めて後を追って駆け出した。
部屋の入り口からあの男が見えた。
まだ間に合う!!
そう思い部屋を出たとき、首筋に激痛が走った。
意識が朦朧とし倒れ込みながら誰かが立っていることに気づき見上げた。
泣き顔の仮面…?もう一人いた…だから椅子が…
そこで意識がぷつりと途切れた…。
…でも壁に向かってる…
「ねぇ…あの部屋ってさっきの部屋じゃない?」
「え?あ…うん………!?」
突然、強い視線を感じ体が固まってしまった。
「どしたの?行ってみようよ。あの部屋、武雄気にしてたし…いるかもよ?」
亜季は感じなかったようだ。
「…うん。」
返事をしながら視線を感じた方を見たが…なにもない…。
…気のせいか?
そう思い、あの仮面のあった部屋へ向かった。
部屋に入ると空気は冷たく人の気配はしなかった。
「武雄〜?…どこ〜?」
一応、呼び掛けてみる
「…いないな」
辺りに隠れられそうな場所もない。
「ここは…全然瓦礫ないんだね。」
「そう…だね。」
…確かに。
窓ガラスは割られて散乱しているが…
あれだけあった瓦礫がこの部屋にはほとんど落ちていない。
亜季は壁にかけられた仮面を眺めている。
僕は外の様子を見ようと窓際に向かって歩き出した。
…警察に言った方が…。
そんなことを考えながら部屋の中程までで足が止まった。
そこにあったのはテーブルと二脚の綺麗に手入れされた椅子だった…。
やっぱり誰か居る…。
そう思った瞬間、堪らなく怖くなった。
「…亜季…」
ここから出よう…そう言おうと振り返った。
「んん!!」
血のように紅いスーツを着た笑い顔の仮面の男が亜季の後ろから口元に手を当てている。
僕は考えがあっていた事…それが今、目の前に居る事…その恐怖に動けなかった。
「……ふふ。」
動けずにいると不気味な笑いを残し…あの瓦礫の山の方へ消えた…。
「…くそ!」
逃げたかった…でも今ならまだ二人を助けられるかもしれない。
覚悟を決めて後を追って駆け出した。
部屋の入り口からあの男が見えた。
まだ間に合う!!
そう思い部屋を出たとき、首筋に激痛が走った。
意識が朦朧とし倒れ込みながら誰かが立っていることに気づき見上げた。
泣き顔の仮面…?もう一人いた…だから椅子が…
そこで意識がぷつりと途切れた…。
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