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スカバンburn!! 9

[358]  きゃしー  2009-10-02投稿


「うわっみっきーが褒めてる」


さっきまで光希を恐れていた
猛までみっきーと呼んだ


「そんなに俺かっこよかったー?」

「誰もお前褒めてへん
“みんな”や!」

「やったー!
みっきーが褒めてくれたあ」

そう言って喜ぶ波音に
親のように美弥が笑いかける

「じゃあ次はみっきー
弾いて★」

「え゙」

そこでやっと我にかえる

気付くとキーボードの前だ


「ほら★弾いてやあ!」

みんなの目が向けられる

「……じゃあ…少しだけ…」

そういって始まった光希の演奏に
まわりは静まり
心地よい緊張感に包まれる

「うわージャズだあ」

指はなめらかに滑り
ときに跳ね
そして力強い音が響く




「…かっこいー」

パチパチと大きく
翼が拍手を送る


「なあリーダー!
みっきーに入ってもらおうやあ」

「うちも賛成!!
絶対うちら最強バンドになる」

翼と波音が聖二の腕を
ひっぱる

「はーちゃんが言うなら
俺も賛成!」

猛が手をあげる

「うちも!」

「入ったらほんま最強やな」

秋奈と美弥も笑いあう

「んーたくと慶太郎は?」

「んー…賛成?
人数増えるけど」

「……せいちゃんに任せる」

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