白黒ー其ノ伍
今日ハモウ止マナイカナ
彼は彼女の部屋から外をながめていた。今日はあの屋上の一件からちょうど半年後の日曜日。
彼と彼女はこれから出かけることになった。
彼にはこうなることは最初からわかっていた。そしてこの後、どうなるのかも。
がちゃん
背後で扉のあく音がした。振り向くとそこには身支度をすませた彼女の姿があった。
「そろそろ行きましょうか」
「あぁ」
頷くと彼は腰をあげた。
二人で玄関まで歩いていく。
自分デ言イ出シタコトダ
彼はこの半年の事を思い返した。彼女との思い出はどれも楽しかった。あちらの世界でもそうだろうか?
デモ、マァコイツト一緒ナラ問題ナイダロ
そう思うと少し気が晴れた。
ふと前を見ると彼女が扉を開けて待っている。
彼は靴を履くと彼女と一緒に部屋を後にした。
並んで歩く彼女の顔は天気とは正反対に晴々としていた。
それを見ると彼は
世界が、少し、明るくなった気がした。
彼は彼女の部屋から外をながめていた。今日はあの屋上の一件からちょうど半年後の日曜日。
彼と彼女はこれから出かけることになった。
彼にはこうなることは最初からわかっていた。そしてこの後、どうなるのかも。
がちゃん
背後で扉のあく音がした。振り向くとそこには身支度をすませた彼女の姿があった。
「そろそろ行きましょうか」
「あぁ」
頷くと彼は腰をあげた。
二人で玄関まで歩いていく。
自分デ言イ出シタコトダ
彼はこの半年の事を思い返した。彼女との思い出はどれも楽しかった。あちらの世界でもそうだろうか?
デモ、マァコイツト一緒ナラ問題ナイダロ
そう思うと少し気が晴れた。
ふと前を見ると彼女が扉を開けて待っている。
彼は靴を履くと彼女と一緒に部屋を後にした。
並んで歩く彼女の顔は天気とは正反対に晴々としていた。
それを見ると彼は
世界が、少し、明るくなった気がした。
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