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Invisible Answerer -ep9-

[670]  へたれもち  2009-10-07投稿
「…そろそろ決めに入る
だろう…アップしろ。」


これ以上は体力が…
危険だがやるしかない。
僕は一歩踏み込み懐に
潜り込んだ。


踏み込んだ零を私は
ずっと見ていた。

1(右腕手首切り払い)
2(左膝切り上げ)
3(胸部突き)

コンビネーション…?
でもどのくらい続く?
全部防がれてるし。

4(左肱切り下げ)
5(頭部切り払い)
6(頭部突き)

防がれてる…それに
次に繋がらない…
このままだと…

キラーマシンが反撃に
し始めると、右手の
ブレードを離し、
スイッチをいれる。

少し下がったところで
ブレードを握り、
キラーマシンの腕を
落としていた。

右足を軸に回転し、
脚を切り落とした。
単純作業をするように。

呼吸を整え、ゆっくりと
立ち上がる。
でも、その後に動く人影
が見えた。

「零、後!」

一筋の光のような何かが
見えた。鋭い金属の光が
…零の背中を通った。


予想以上に疲労が
溜まっていたようだ…
背後の気配に気付か
なかった。

もし、龍堂が知らせて
くれなければ、今頃は
死んでいただろう。

全力で走った、逃げる事
だけを考え、ひたすら
走った。

追って来ない、つまり
一撃のみを考えてたのか
弱らせてからまた来るか
のどっちかだ。

…不意打ちをするほど
冷静で、したたかに人を
殺せる奴だ。

今の内に仕留めておかな
ければ…だが…罠
かもしれない。

それでも…殺さなければ
なければ後が危険だ…
どうする?

殺さなくても動きを封じ
ればいいか…しかし、
動けなければ殺される。

なら…痛みを感じられず
に殺すのが…独断的な
偽善に過ぎないが、まし
だろう。

「次は仕留める…」

さっきの不意打ちをした
奴が銃を持って、再び
襲い掛かってきた。

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