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旅の記憶(始動 1 )

[392]  ヒロ  2009-10-07投稿
普通二輪を取得した聡、やはりバイクが欲しくなるのだが、16才の聡にはバイクの知識も、高価な物を買うと言う事も解らないのである。
バイクの雑誌を書い、新品のバイクの値段を見てがっかりする。
聡「何でこんなに高いんだ?」と買った雑誌に言ってしまう。
後ろの方のページに載っている中古車の所を見て、(まあ、この値段ならなんとかなるか…)
後日、聡は雑誌に載っていたバイク屋さんに足を運び、実物を見る。
彼が欲しいバイクは「ゼファー」だが、実物を見てしまうと興奮してしまい、欲しくて、欲しくて堪らない。
だが、その日は自分を抑え、家に帰った。
その日の夕食、彼の親に、バイクの購入する事を話す。
聡「バイク、買いたいんだけど…」
父、謙治「良いのが有るのか?」父は元、暴走族なので、話が解るが、
母、君枝は「危ないからバイクなんて止めなさい」である。やはり16の子供、しかも自分の子、心配で仕方がない。
それでも若い聡は言う事を聴かず、話を進める。
聡「車検二年付で、30万位なんだ。貯金とか給料とかで、なんとかなるよ」
父、謙治「そうか、自分の思う通りにしなさい。」
母、君枝の心配をよそに、聡は喜んでいました。

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