アランバル10
中は薄暗く、ひんやりとしていた。松明の光が、ぼんやりと映し出す。「まったく…どぉして巣窟はこんなにじめじめしてるんだ」緑の髪をかきあげながら、フドウが愚痴を漏らす。
「通路は狭いからな…ほら見ろ」ユータが松明をさしだすと、前に広い部屋が見えてきた。
ドームのような広い部屋。ごつごつした岩肌が回りを囲んでいる。
「こんな部屋があったなんて」ワンワンと声が響きわたる。するとぴたりとユータが足を止めた。最初は何かを言おうとしたフドウも剣の柄に手をかける。
「団体だね」「今日こそ…剣を当てる!」「しっかり踏み込んで、タイミングをはかり、しっか−おいっ」フドウの声に手をあげて制すと、松明を空になげあげた。太陽のように照らされた部屋の隅々から、モンスターの大群が押し寄せていた。
「通路は狭いからな…ほら見ろ」ユータが松明をさしだすと、前に広い部屋が見えてきた。
ドームのような広い部屋。ごつごつした岩肌が回りを囲んでいる。
「こんな部屋があったなんて」ワンワンと声が響きわたる。するとぴたりとユータが足を止めた。最初は何かを言おうとしたフドウも剣の柄に手をかける。
「団体だね」「今日こそ…剣を当てる!」「しっかり踏み込んで、タイミングをはかり、しっか−おいっ」フドウの声に手をあげて制すと、松明を空になげあげた。太陽のように照らされた部屋の隅々から、モンスターの大群が押し寄せていた。
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