アキ 14
俺は、透と透の旦那を残してその場を去った。
胸の中がざわざわとしていた。
後ろめたさなんか感じなかった。
あるのは嫉妬と羨望。
もっとはやくに透に会いたかった。
そしたら透を誰にも渡さない。
俺と、ずっと一緒だ。
ゆかの家に行った。
「アキ!」
ゆかが笑顔で迎える。
その場でゆかを思い切り抱いた。
「ちょっ…アキこんな所で…」
「うるさい」
うるさい
うるさい
うるさい
俺は苛立ちをゆかの身体にぶつけように、ゆかを思い切り抱いた。
「…ゆかとエッチしてる時はゆかの事、考えて…ね…」
ゆかが小声でそう言った。
ベッドに横になりながら、俺は透の事を考えている。
ゆかは俺の横で眠っている。
…こんな事、してちゃダメだ。
これじゃあ、前と変わらねぇじゃねーか…。
「…アキ、帰っちゃうの?」
「悪い。起こした?」
「ううん。アキ、泊まってってよぉ」
「…ゆか」
「ん?」
「俺…もうゆかとは会わない」
「……え?なんでぇ?」「もう決めたんだ」
「…なんでぇ…ゆかアキとエッチできるだけでいいんだよぉ。それじゃダメなの??」
「もう、やめよ。ゆか、他にも男いるんだろ?俺じゃなくてもいいだろ」「……」
「ゆか?」
「…やだよ」
「え?」
ゆかは今まで見たことのない、真剣な表情で言った。
「やだよ。アキ…。今まで重いとか思われるの嫌だったから言わなかったけど、ゆか…ほんとにアキが好きなんだよ。ゆかにはアキだけ。他の男なんかいないよ」
ゆかの頬に涙がこぼれる。
ゆかがそんな気持ちでいたなんて…。
俺は言葉を失う。
「やだよぉ。アキ…」
ゆかがしがみついてくる。
ゆっくりゆかの手を離し、ゆかから離れる。
「ごめんな。ゆか…」
俺はゆかを残してその場を去った。
続く
胸の中がざわざわとしていた。
後ろめたさなんか感じなかった。
あるのは嫉妬と羨望。
もっとはやくに透に会いたかった。
そしたら透を誰にも渡さない。
俺と、ずっと一緒だ。
ゆかの家に行った。
「アキ!」
ゆかが笑顔で迎える。
その場でゆかを思い切り抱いた。
「ちょっ…アキこんな所で…」
「うるさい」
うるさい
うるさい
うるさい
俺は苛立ちをゆかの身体にぶつけように、ゆかを思い切り抱いた。
「…ゆかとエッチしてる時はゆかの事、考えて…ね…」
ゆかが小声でそう言った。
ベッドに横になりながら、俺は透の事を考えている。
ゆかは俺の横で眠っている。
…こんな事、してちゃダメだ。
これじゃあ、前と変わらねぇじゃねーか…。
「…アキ、帰っちゃうの?」
「悪い。起こした?」
「ううん。アキ、泊まってってよぉ」
「…ゆか」
「ん?」
「俺…もうゆかとは会わない」
「……え?なんでぇ?」「もう決めたんだ」
「…なんでぇ…ゆかアキとエッチできるだけでいいんだよぉ。それじゃダメなの??」
「もう、やめよ。ゆか、他にも男いるんだろ?俺じゃなくてもいいだろ」「……」
「ゆか?」
「…やだよ」
「え?」
ゆかは今まで見たことのない、真剣な表情で言った。
「やだよ。アキ…。今まで重いとか思われるの嫌だったから言わなかったけど、ゆか…ほんとにアキが好きなんだよ。ゆかにはアキだけ。他の男なんかいないよ」
ゆかの頬に涙がこぼれる。
ゆかがそんな気持ちでいたなんて…。
俺は言葉を失う。
「やだよぉ。アキ…」
ゆかがしがみついてくる。
ゆっくりゆかの手を離し、ゆかから離れる。
「ごめんな。ゆか…」
俺はゆかを残してその場を去った。
続く
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