春の恋11
春「ちょっと先生から呼び出されてて」
嘘ついた。
奈々「今日の帰りさ、猛たちと一緒にみんなで帰らない?」
春「猛くんタチ?」
奈々「猛の友達と。ほら昼休みよくベランダ通っていく奴ら。」
(それって透くんも居るよね?)
春「あ、あたし…、今日はちょっと…委員会の仕事あって」
私はまた嘘をついた。
透くんに会うとダメだと思った。気持ちを押さえた、叶わない片想いなんて苦しいだけだ。
まだ傷が浅いうちに諦めようと思った。
…放課後…
奈々「じゃあ、春、先に帰るね!バイバイ。」
春「バイバ〜イ」
しばらくすると教室に誰もいなくなった。
窓際の席に座ってボーっと時間が経つのを待った。
3日前の放課後、この席で奈々を待ってるとベランダに透くんが来て、初めて話したことを思い出していた。
冬が近づき、日が沈むのが早くなってきた。そろそろ帰ったほうがいい。
窓から夕焼けを見上げると一番星が光っていた。
私は窓を開けた。
冷たい風が入ってきた。
「委員会の仕事は終わった?」
ベランダ側の窓のすぐ下に透くんが座っていた。
私は驚きすぎて声が出ない。
透くんは座ったまま、何も言わない私の顔をチラっと見上げた。
嘘ついた。
奈々「今日の帰りさ、猛たちと一緒にみんなで帰らない?」
春「猛くんタチ?」
奈々「猛の友達と。ほら昼休みよくベランダ通っていく奴ら。」
(それって透くんも居るよね?)
春「あ、あたし…、今日はちょっと…委員会の仕事あって」
私はまた嘘をついた。
透くんに会うとダメだと思った。気持ちを押さえた、叶わない片想いなんて苦しいだけだ。
まだ傷が浅いうちに諦めようと思った。
…放課後…
奈々「じゃあ、春、先に帰るね!バイバイ。」
春「バイバ〜イ」
しばらくすると教室に誰もいなくなった。
窓際の席に座ってボーっと時間が経つのを待った。
3日前の放課後、この席で奈々を待ってるとベランダに透くんが来て、初めて話したことを思い出していた。
冬が近づき、日が沈むのが早くなってきた。そろそろ帰ったほうがいい。
窓から夕焼けを見上げると一番星が光っていた。
私は窓を開けた。
冷たい風が入ってきた。
「委員会の仕事は終わった?」
ベランダ側の窓のすぐ下に透くんが座っていた。
私は驚きすぎて声が出ない。
透くんは座ったまま、何も言わない私の顔をチラっと見上げた。
感想
- 24400: 続きが楽しみですゆうき [2011-01-16]
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