携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> ディフェンド? ”捕まえろ!” 26

ディフェンド? ”捕まえろ!” 26

[311]  2006-08-04投稿
 「うわ〜、すごーい!」
 凛は由宇の能力に少し驚いている。すると、家の中(?)から、さっきの泥棒が逃げていくのが見えた。
 「皆、行くよ!!」
 と、怜が言うと5人は泥棒の後を追った。
 「やっぱ、早いな・・・」
 またもや、5人と泥棒の差は開いていくばかりだ。すると、李那はいきなり立ち止まった。
 「皆さん、離れてください!」
 と、大きな声で言う。4人は立ち止まって李那の方を見た。李那は背中に下げていた弓を手に取り、弓矢で泥棒を狙う。弓矢を思いっきり引っ張りそして放した。

 ヒュンッ・・・

 弓矢は勢いよく泥棒に向かって飛んでいった。泥棒の心臓を狙って・・・
 「ちょっ、李那!あのままじゃ!!」
 「!」
 李那は右手を突き出して弓矢を指差しながら、手首を下に曲げた。すると、弓矢は下に行き泥棒の左足に刺さった。
 「う、うぁぁぁぁ・・・」
 泥棒は、その場に倒れこんだ。5人は急いで泥棒の元へ走っていく。だが、泥棒は足を引きずりながらも逃げようとしてる。
 「執念・・・だな」
 「逃げられちゃう!!」
 泥棒は足に弓矢が刺さってるというのに、今までより足が速くなっている。由宇は右手を突き出し力を込める。すると、泥棒の目の前に大木が倒れた。泥棒は、登りようも無い大木を見てどぅするか迷っているようだ。李那は、また弓矢を放った。それがまたもや心臓を目掛けて放たれた。
 「ダメっ!!」
 怜と凛が同時に言う。怜は電気を弓矢に向かって放つ。凛も弓矢に向かって水を勢いよく放った。電気と水は弓矢に当たって弓矢はわずかにずれて左肩に当たった。そして、弓矢と泥棒は大木にぶつかった。弓矢は男の服を通って刺さっている。電気と水が体に触れたせいか、泥棒はそのまま気を失っていた。
 「やったぁ!」
 凛は、怜の隣で喜んでいる。怜は、全身の力が抜けてその場にしゃがみこんだ。啓吾は泥棒が手に持っている袋をとった。
 「ごめんな、李那」
 啓吾は、袋を引きずりながら歩いてくる。
 「私こそ、ごめんなさい!」
 と、言って李那は頭を下げた。
 「よし、じゃ啓吾。それ返してきてよね」
 と、言って怜と凛と由宇は後ろを向いて歩いていく。
 「おい!待てよ!」
 「大丈夫ですよ、啓様。私もいきます」
 と、李那がニコッと笑った言う。啓吾は、小さいため息をついた。
 

感想

感想はありません。

「 梓 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス