アキ 18
絵画教室がおわり、その足でアキとラブホに入った。
ほんとはアキが欲しくて、欲しくてたまらなかった。
アキに触ってほしかった。
アキのキスを全身に受けながら、このまま死んでもいいとさえ思った。
「…これは、夢?」
アキが息を切らせながら、聞いてくる。
「夢じゃ、ない、よ」
私はそう言って、アキの頬をなでた。
アキが優しい目で私を見る。
「…透、好きだ…」
アキは横で気持ちよさそうに眠っている。
夢の世界はおわり。
現実に戻らなくちゃ。
私は静かにアキから離れた。
続く
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