携帯小説!(PC版)

一角聖獣10

[330]  トリップ.Bank  2009-10-10投稿
 僕は仕事に対して何の不満も抱かなかった。文句だって一言も出た事が無い。びっくりする事は多くあるけど、それは退屈な日々のほんのスパイスのようなものだった。

 キリストの世話も同時進行でやった。朝昼晩の仕事の合間に藁を変えたり、エサを与えたり、身体を洗ったりして欠かさず世話をした。キリストはあれ以来一言も話さなかった。
 姿こそユニコーンだが、中身はただの馬のようだった。けれど僕は、世話をしていく毎にキリストと親しくなっていく実感があった。一方的だけど、話し相手になってくれるのはありがたいことだ。

 タナーおじさんは相変わらず無愛想だった。飯時にはいつも愚痴をこぼすし、配達のため下りた町から帰ってきた日の愚痴の数は、いつも以上に増える。

 毎晩、僕がベッドに入り込むのは、今日の配達先のリストのチェックが終わり、明細書の記入、そして明日の配達先を確認し終わったらだ。
 終わった時には僕の目はかなりしょぼしょぼになっていて、とても疲れている。だから、僕はすぐに眠りに入る。

 それが僕の毎日です。

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