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一番目の道〜参

[326]  Machine  2009-10-11投稿
男は驚きながらも尋ねた。『何でそんな道に行くんだい?』



『え?だって、一番何かありそうじゃん♪他の二つはつまんなそうだもん!』当然のような顔をして少年は言う。




その目はキラキラと輝いていた。



男の目にはその子が格好良く見えた。


と同時に自分を恥ずかしく感じた。



僕は何を考えていたんだろう。リタイアなんて阿呆らしい事を‥



突然、少年が尋ねる。
『おじさんはどの道に行くの?』




『僕は‥』
と男は口をごもらせた。




少年は
『言いたくないならいいや。じゃあね!』
と手を振り、霧の向こうへ行ってしまった。





『僕も一番目の道に行くんだ!』
と言えなかった‥



男はまた一人になった。

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