携帯小説!(PC版)

air ?

[284]  kana  2009-10-14投稿
ある日
彼が突然お店にやってきた。
“ご指名してみた”
ワタシの顔を見ると赤くなって
こっちまで緊張した。

それを機に
彼がお店に来るようになった。
もちろん、
普段も会っていたけれど
お互いに飲むのが嫌いなほうではなかったし、なにより
ワタシと離れたくないみたいだった。
営業したわけでもないし、普段も会えるのに。

ワタシは彼を想うキモチと
離れなければというキモチを秤にかけて
忘れるようにするつもりだった。

というのも、その時期ワタシは指名も増え、気づけばナンバー2にまでなっていた。
お水の楽しさを憶えた頃だった。

付き合ってほしいをずっと待っていたワタシにとっては
彼が今更に思えたのかもしれない。

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