バスターズ!・第51話「夢の中の男」
辺り一面霞みがかったような景色。広さは解らない。ただ、できるのは目の前にいるボサボサ頭の髭面の男と話すことだけ。
時:? 場所:夢の中
「あんたか。」
龍一は初めて男より先に話し掛けた。
「トイ・ボックスに手を突っ込んだな。」
「・・・ああ。」
龍一がそう言うと、男はふぅとため息をついた。
「なんだよ?」
「・・・お前は今、逃れられない運命に乗った。」
男は龍一の目を見た。
「一つ聞く。お前は戦いに何を求める?」
「そんなの決まってる・・・アキラの仇だ!」
龍一は、ギラギラした目付きで男を睨み返した。
睨まれた男は、はぁとまたため息をついた。
「・・・フン、ガキが・・・。」
そして見捨てるように後ろを向き、歩きだした。
「んだと・・・おい!待ちやがれ!」
龍一は、また男を引き止めようとした。
「時々出てきては毎回言いたいことだけ言って去りやがって!・・・ガキだと?なめんじゃねぇ!」
龍一は男の背中に怒りをぶつけた。
「どこぞのボンクラともしれねぇオヤジの言葉なんか聞きたかねぇんだよ!!だいたい名前もなのらないでてめぇは何様のつも・・」「黙れ。」
男は背中を見せたまま、有無を言わさないような語調で言葉をさえぎった。
「・・・・・・!」
「・・・一つだけ教えてやろう。憎しみだけで戦えるほど、人間はよくできちゃいない。覚えとけ、くそガキ。」
そう言い残して、男は霞みの中に消えていった。
「く・・・ふざけんなぁ!!!」
誰もいない霞みの中、龍一は叫んだ。
時:? 場所:夢の中
「あんたか。」
龍一は初めて男より先に話し掛けた。
「トイ・ボックスに手を突っ込んだな。」
「・・・ああ。」
龍一がそう言うと、男はふぅとため息をついた。
「なんだよ?」
「・・・お前は今、逃れられない運命に乗った。」
男は龍一の目を見た。
「一つ聞く。お前は戦いに何を求める?」
「そんなの決まってる・・・アキラの仇だ!」
龍一は、ギラギラした目付きで男を睨み返した。
睨まれた男は、はぁとまたため息をついた。
「・・・フン、ガキが・・・。」
そして見捨てるように後ろを向き、歩きだした。
「んだと・・・おい!待ちやがれ!」
龍一は、また男を引き止めようとした。
「時々出てきては毎回言いたいことだけ言って去りやがって!・・・ガキだと?なめんじゃねぇ!」
龍一は男の背中に怒りをぶつけた。
「どこぞのボンクラともしれねぇオヤジの言葉なんか聞きたかねぇんだよ!!だいたい名前もなのらないでてめぇは何様のつも・・」「黙れ。」
男は背中を見せたまま、有無を言わさないような語調で言葉をさえぎった。
「・・・・・・!」
「・・・一つだけ教えてやろう。憎しみだけで戦えるほど、人間はよくできちゃいない。覚えとけ、くそガキ。」
そう言い残して、男は霞みの中に消えていった。
「く・・・ふざけんなぁ!!!」
誰もいない霞みの中、龍一は叫んだ。
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