知ってるよ。?
知ってるよ。
あなたがあたしをなんともおもってないことくらい。
でも、あなた知らないでしょ。
あたしはそんなの関係なくて、前よりもっと
もっと
あなたのこと 大好きになっていること。
――…?…――
今朝の出来事は、ほんとに夢じゃないのかな。
あたしは不安でしょうがなかった。
今更『これは夢』なんて言われたって
あたしどうしていいかわからないよ。
『夢なわけないでしょ。』
のりちゃんはあたしのほっぺをつねった。
『古典的だね。』
『大体、自分の携帯見ればわかるでしょ。』
のりちゃんはあたしの携帯を指差した。
うさぎのマスコットがついたストラップ。
携帯をさわると、一緒に鈴の音がする。
『…よかったね亜美。』
『…うんッ。』
のりちゃんはあたしの頭をなでながら
やっと進展したか…なんて言いながら笑った。
すると突然、のりちゃんが頭をワシャワシャッと撫でた。
『の、のりちゃん?』
『…あたしじゃないよ。』
『え?』
くるっと後ろを振り替えると
ゆうたがムスッとした顔でこちらを見ている。
あたしの頭に手を置きながら
『今日はずいぶんご機嫌ですね。』
とか言いながらまたワシャワシャと髪をぐしゃぐしゃにした。
『べつに普通だよ。ね、のりちゃん。』
『亜美、鈴木くんからストラップもらったのよ。』
『のりちゃん!!!』
またからかわれるじゃんか!
あたしはおどおどしながらゆうたの顔を見た。
『…あっそう。よかったじゃん。』
『へ。あ、うん。よかった…よ。』
思いの外、ゆうたにあっさり聞きながされてしまったので
あたしは拍子抜けしてしまった。
『あ、もうHRはじまるからあたし教室帰るね。』
『うん。バイバイ!』
のりちゃんは急いで教室までもどっていった。
『……俺も席つくわ。』
『う、うん。』
ゆうたがなんかへん。
でもべつにあたしが気にすることでもない。
今は、鈴木くんにストラップのお礼を渡すために
何をあげればいいか考えていた。
あなたがあたしをなんともおもってないことくらい。
でも、あなた知らないでしょ。
あたしはそんなの関係なくて、前よりもっと
もっと
あなたのこと 大好きになっていること。
――…?…――
今朝の出来事は、ほんとに夢じゃないのかな。
あたしは不安でしょうがなかった。
今更『これは夢』なんて言われたって
あたしどうしていいかわからないよ。
『夢なわけないでしょ。』
のりちゃんはあたしのほっぺをつねった。
『古典的だね。』
『大体、自分の携帯見ればわかるでしょ。』
のりちゃんはあたしの携帯を指差した。
うさぎのマスコットがついたストラップ。
携帯をさわると、一緒に鈴の音がする。
『…よかったね亜美。』
『…うんッ。』
のりちゃんはあたしの頭をなでながら
やっと進展したか…なんて言いながら笑った。
すると突然、のりちゃんが頭をワシャワシャッと撫でた。
『の、のりちゃん?』
『…あたしじゃないよ。』
『え?』
くるっと後ろを振り替えると
ゆうたがムスッとした顔でこちらを見ている。
あたしの頭に手を置きながら
『今日はずいぶんご機嫌ですね。』
とか言いながらまたワシャワシャと髪をぐしゃぐしゃにした。
『べつに普通だよ。ね、のりちゃん。』
『亜美、鈴木くんからストラップもらったのよ。』
『のりちゃん!!!』
またからかわれるじゃんか!
あたしはおどおどしながらゆうたの顔を見た。
『…あっそう。よかったじゃん。』
『へ。あ、うん。よかった…よ。』
思いの外、ゆうたにあっさり聞きながされてしまったので
あたしは拍子抜けしてしまった。
『あ、もうHRはじまるからあたし教室帰るね。』
『うん。バイバイ!』
のりちゃんは急いで教室までもどっていった。
『……俺も席つくわ。』
『う、うん。』
ゆうたがなんかへん。
でもべつにあたしが気にすることでもない。
今は、鈴木くんにストラップのお礼を渡すために
何をあげればいいか考えていた。
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