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オレ流予知能力-4

[483]  ジュン  2009-10-21投稿
「うあッ!!?」
あ、現在進行形で車にひかれたよ俺…
と思ったらまた戻ってるし。
「あ、そうだ、確認」
………………。
やっぱし俺の代わりになっちまった奴はいた。
「なんか、すまねーな…。」
今更謝ったところでなんもならんケド…。
とか、まあ予想通りの結果だったけど…、なぁ。

「君、ちょっといいかな?。」
ん?、なんか高そうな外車に乗った白髪のオッサンに声かけられた。
「なんすか?」
別に警戒はしない、殺されても俺は死なないし。「君と話がしたい、乗ってくれるかね?」
「あー、はい。」
繰り返すが警戒はしない、する必要が無い。


オッサンに連れられて来たのは、なんかの工場みたいな建物だった。
だけど、その建物がまた異様な雰囲気を醸し出してた。
まずおかしいのが、窓が一つもない。
というか、入り口っぽい鉄板のドア以外、穴というものがない。
「入ってくれ。」
でもま、入ることが俺の死と繋がるんなら、俺の能力が入ることを許さないだろう。
「……。」
入れと言われたから入るだけ。


この建物は、外側も異様だが、内側も異様だ。
真っ白だった。
上下左右前後、どこを見ても、白い。
椅子とテーブルがあったから座ってる。
それも真っ白。
とか考えてたら、コーヒーを持ってきたオッサンが俺の反対側の椅子に座った。
「さて、何から話そうかね〜。」
ってか、このオッサンもしかして
「あんたは、俺の能力のこと知ってるんすか?」オッサンは一瞬驚いた顔をして、笑った。
「もちろん知ってるよ。なんたって、この私こそが、君にその能力を持たせたのだからね。」

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