携帯小説!(PC版)

星への祈り

[336]  アイ  2009-10-22投稿
光を吸い込んで溶けた願いは

あの星雲の中にあるのだろう

地上に火を灯して

本当の空良を失ったヒトは

それでも彼らにたくして祈ることをやめぬ

たくさん叶えてきたはずだった

ヒトは足を使わずして地面を動き

空まで飛んでみせたというのに

未だ叶えたいことがある

願いがある

祈りがある

あのいくばくかの星空に

なにが眠るというのか

未だヒトを魅了してやまぬ

小さな砂粒ほどの光が

なんの証しになるというのか

今日もヒトは空良を見上げて

相も変わらず祈るのだろう

そこはかとない望みを

ただひたすらに祈るのだろう

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