黒戦〜『困難な依頼:1』〜
「とりあえず、座って」
ソウラは椅子に座るとさっそく依頼の報酬について切り出した。
「で、今回の依頼の報酬についてなんだが・・・」
「二つの依頼を一日で終らすとは思わなかったわ」
「あぁ。そのことについて何だが、二つを同時にこなすのは俺でもきついからな。こいつに手伝わせた」
「この・・・少年に?」
サラは驚愕した。
「歳と実力を一緒にするなよ」
「そうね・・・。もしかして、この子があなたの言っていた、『死神』・・・?」
「そういう風に言うな、こいつが嫌がる」
「ごめんなさいね。それで、報酬の方なんだけど早く終らせたこともあるし、150ってとこかしら?」
「150万?随分少なくないか?」
「今回は割りと簡単な方だったからね・・・。一人辺り150万じゃ不満?」
「まぁ300万ならいいか・・・」
「なぁ・・・、そろそろ腹が限界寸前なんだけど」
コウの腹の虫が限界寸前だった。ぐったりとした唸っているコウを見た、サラは微笑するとメイドを呼んだ。
「少し待って、今から作らせるから」
「いいのか?」
「えぇ・・・、ちょっと話したいことがあるから」
「次の依頼か・・・?」
サラはメイドに食事の準備を頼んだあと、深刻な顔で話し始めた。
「依頼内容は、少女の奪還・・・。少女自身から依頼が来たの」
「捕まってるはずの少女から、助けてくだいっていう依頼が来るはず無いだろ」
「伝書鳩を使ってきたのよ。ただその伝書鳩はここに着いた途端に消えてしまったけどね」
「『式』の一種か・・・」
「これがその時に貰った手紙」
ソウラはいつの間にか置いてあった、目の前に手紙を開けると顔を顰めた。
「・・・。確かにこれは厄介だな」
サラに読み終わった手紙を渡すと、大きなため息をついた。
「少女が幽閉されている場所が、有名な伯爵の家の地下。しかも、伯爵とそのごく僅かな人間しか入れない、最深層の階の一番奥・・・」
ソウラは椅子に座るとさっそく依頼の報酬について切り出した。
「で、今回の依頼の報酬についてなんだが・・・」
「二つの依頼を一日で終らすとは思わなかったわ」
「あぁ。そのことについて何だが、二つを同時にこなすのは俺でもきついからな。こいつに手伝わせた」
「この・・・少年に?」
サラは驚愕した。
「歳と実力を一緒にするなよ」
「そうね・・・。もしかして、この子があなたの言っていた、『死神』・・・?」
「そういう風に言うな、こいつが嫌がる」
「ごめんなさいね。それで、報酬の方なんだけど早く終らせたこともあるし、150ってとこかしら?」
「150万?随分少なくないか?」
「今回は割りと簡単な方だったからね・・・。一人辺り150万じゃ不満?」
「まぁ300万ならいいか・・・」
「なぁ・・・、そろそろ腹が限界寸前なんだけど」
コウの腹の虫が限界寸前だった。ぐったりとした唸っているコウを見た、サラは微笑するとメイドを呼んだ。
「少し待って、今から作らせるから」
「いいのか?」
「えぇ・・・、ちょっと話したいことがあるから」
「次の依頼か・・・?」
サラはメイドに食事の準備を頼んだあと、深刻な顔で話し始めた。
「依頼内容は、少女の奪還・・・。少女自身から依頼が来たの」
「捕まってるはずの少女から、助けてくだいっていう依頼が来るはず無いだろ」
「伝書鳩を使ってきたのよ。ただその伝書鳩はここに着いた途端に消えてしまったけどね」
「『式』の一種か・・・」
「これがその時に貰った手紙」
ソウラはいつの間にか置いてあった、目の前に手紙を開けると顔を顰めた。
「・・・。確かにこれは厄介だな」
サラに読み終わった手紙を渡すと、大きなため息をついた。
「少女が幽閉されている場所が、有名な伯爵の家の地下。しかも、伯爵とそのごく僅かな人間しか入れない、最深層の階の一番奥・・・」
感想
- 3040: キャラ紹介 名前:コウ 年齢:16 身長:172cm 体重:64Kg 性格:飽きやすい 備考:『死神』の異名を持つ。記憶障害で記憶が無く、自分が誰かわからないが、序々に戻りつつある。現在は話すことができるが、以前は心を閉ざしていた。 [2011-01-16]
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