スカバンburn!! 30 〜光希の災難1〜
―拓朗の部屋
美「で?呼び出したってことは
ちゃんと何か進んだんやろうな?」
美弥の疑いの目が拓朗に
向けられる
拓「そうや、見てみい!」
拓朗はメンバーの前に
楽譜を広げる
猛「うわあ!ちゃんと譜面に
なってる!!!」
美「完成してるやん」
光「それで、どういう曲なん?」
拓「みっきーは感動薄いなあ
まあええわ
聞け」
拓朗は深く息を吸い込むと
メロディを口ずさんだ
猛「ほんまにこれ、
たくが作ったん!?」
美「あんた、やるやん」
拓「俺より聖二をほめてよ
俺の歌を譜面にしてくれたのは
聖二やねんから」
聖「こいつが歌った歌を
俺が譜面にして
パートもわけた
はい、パート譜」
聖二が譜面をそれぞれに配った
猛「さんきゅー!
俺はやっぱベースやな」
美「ありがとう
うちはギターか…」
光「ありがと…え?
何これ?!」
譜面を見た光希は大声をだす
猛「どうしたん?」
光「ピアノじゃない…
何この譜面…
×やら△やら…何?!」
拓朗が得意気に笑う
拓「ドラムの譜面や!!!」
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