スカバンburn!! 34 〜猛のきょうだい1〜
2日後
美「タケ!光希!
今日スタジオ練やで!
一緒に帰ろうー」
美弥と拓朗と聖二の3人は
教室をのぞいた
拓「みっきー!
ドラムはいけそうか?!」
光「うん…まあ」
猛「この2日間、音楽室で
俺らめちゃ練習したもんな!」
拓「じゃあ、けいちゃん
ドラム教えたんや」
猛「めんどそうやったけどな」
光「うん…あとなんか
怒らせた」
拓「あの慶太郎が怒ったんか?」
猛「ああ…みっきー
あれは別に怒ってへんよ
多分説明すんのが
めんどかっただけやろ」
美「説明?」
猛「うん、ほらあのスティック」
聖「ああ、あれか」
光「あれって何なん?」
5人は自転車置き場に向かう
聖「そうやなあ
まあ慶太郎本人に聞いてみい」
光「絶対教えてくれへん」
猛「まああいつなら
面倒やって言うやろなあ」
美「怒られたと言えば
タケ、あんたは
波音に許してもらったん?」
美弥は自分の自転車に
鍵をさしながら振り返る
猛「うん、でも最近
ライバルやからって
相手にされへん…」
明らかに落ち込んだ様子で
猛は答える
拓「ほんまに好きやなあ
付き合えばいいのに」
拓朗の言葉に猛は一層
表情が曇った
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