昔の彼女(10)
その日は朝から縁起が悪かったというか…
通学途中でクロネコが前を横切ったし?
怖い夢を見て目覚めも最悪だったから、これも夢なのか…?
(由美に似ている…)
今、俺は全く理解できない状況に立たされていた。
朝、登校してHRの時間。季節外れの転入生に教室がざわめいているのだが。
なんとも由美っぽい。髪は伸びたけれどパッチリした目、小学生かってくらいのちっこい身長…
「ゆ…」
俺が名前を口に出す瞬間。
《由美ぢゃん!!》
何人かのクラスメイトが声を揃える。
懐かしい感じに由美も顔を緩める。
そぅ、ここは地元だから中学の時の奴らが沢山いる。
(どぅしよう…)
実際はどうしようもないのだが…。
前の席の人の頭に隠れる感じに小さくなってみる。
しかし、努力も虚しく、再会が終わった同級生の面々が俺を見始める。
その視線を不思議そうに、由美がこっちを見る。
「Σ…としかず」
由美は驚いた表情をしている。
今度、その言葉に驚いたのはナルミだ。
「え…?」
ナルミは俺と由美を交互に見る。
由美はその視線に気付き微妙な顔付きになっていく…。
なんだよ、一体。
忘れられなかった。
ずっと頭にあって、そんな奴が急に現れたら俺…。
嘘だろ、こんな事なら会いたくなかった。
普通にしよ、俺にはナルミが居るんだから。
ナルミが…
通学途中でクロネコが前を横切ったし?
怖い夢を見て目覚めも最悪だったから、これも夢なのか…?
(由美に似ている…)
今、俺は全く理解できない状況に立たされていた。
朝、登校してHRの時間。季節外れの転入生に教室がざわめいているのだが。
なんとも由美っぽい。髪は伸びたけれどパッチリした目、小学生かってくらいのちっこい身長…
「ゆ…」
俺が名前を口に出す瞬間。
《由美ぢゃん!!》
何人かのクラスメイトが声を揃える。
懐かしい感じに由美も顔を緩める。
そぅ、ここは地元だから中学の時の奴らが沢山いる。
(どぅしよう…)
実際はどうしようもないのだが…。
前の席の人の頭に隠れる感じに小さくなってみる。
しかし、努力も虚しく、再会が終わった同級生の面々が俺を見始める。
その視線を不思議そうに、由美がこっちを見る。
「Σ…としかず」
由美は驚いた表情をしている。
今度、その言葉に驚いたのはナルミだ。
「え…?」
ナルミは俺と由美を交互に見る。
由美はその視線に気付き微妙な顔付きになっていく…。
なんだよ、一体。
忘れられなかった。
ずっと頭にあって、そんな奴が急に現れたら俺…。
嘘だろ、こんな事なら会いたくなかった。
普通にしよ、俺にはナルミが居るんだから。
ナルミが…
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