携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> カオスバスター 第21話:試合

カオスバスター 第21話:試合

[310]  キングボーズ  2006-08-06投稿
ツバサが社長室を出ていくと、バーテルは立上がり、窓を見た。
(バカだな。勝てる訳がないだろ。お前は一生ウチで働くのさ。くくくく…。)
バーテルは一人、暗い部屋でほくそ笑んだ。



社長室の下のコロシアム。ツバサはリアとガルを連れてそこにいた。
「まだいまいち納得できないですね…。」
リアが少し不機嫌そうに言った。
「まぁまぁ。結局目的は果たせそうなんだし『終わりよければ全てよし』ってことで!!」
「…まだ終わってないよ。ツバサ兄ちゃん…。」
ガルが軽く突っ込みを入れると、部屋の向こうから三人の男が出て来た。ツバサはその中の一人に見覚えがあった。
「お前…リク!!」
そこにはツバサをここに連れてきた張本人、リクの姿があった。
「ヨォ、ツバサ。久し振りだな。お前そんな所で何やってんの?」
「てめぇ!よくもそんなヌケヌケと…!!」
ツバサはリクに吐き捨てるように言った。「おっ?やるか?何だったら今ケリを付けてもいいんだぜ?」
リクはツバサを挑発し、剣をだしたが、すぐに隣りにいた大男に止められた。
「やめろ。まだ早い。」
「…ちっ。まあいいさ。後でじっくり闘ってやる。」
リクは不機嫌そうに言うと、剣を鞘に納めた。
「そろそろ始めようかな?」
カオスバスターが出てきたドアからさっきの社長が出てきた。
「じゃあ最初に闘うのは誰だ?」
「俺が行くよ。」
ガルは一歩前に出て言った。
「俺もカオスバスターは大嫌いだからね。一番最初に行かせてもらうよ。」
ガルがそう言うと、カオスバスターも一人前に出て来た。
「私が出よう。」
リクを止めた大男が出てきた。
「ハーク。ヘマすんなよ!」
リクは大男をからかうように言った。
「あのような子供に負ける気がしない。」
ハークと呼ばれた大男はガルを見下したように言った。
「あ〜ッ言いやがったな!!絶対ぶっ倒す!!」
ガルはハークの態度に怒り、勝利を宣言した。
「ではこのリングの上で闘ってもらおう。」
バーテルがそう言うと、部屋の中央にリングが現れた。ガルとハークがリングに上るとバーテルは開始を告げた。
「試合開始!」


感想

感想はありません。

「 キングボーズ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス