奇跡 1
「あれ」からどれくらいたったんだろう。「あれ」があってから俺の時間は止まったままだった。もちろん仕事には行く。それなりの数字も残す。たまに失敗し上司に怒られる。そんな日々を淡々と過ごしてきた。毎年忘れられない日。『12月24日』この日が近づくにつれて薄れそうになってた記憶が舞い戻る・・。
「ごめん!仕事で遅れそうなの(;_;)すぐ行くから時間つぶしといてね★」
彼女からメールが来た時に俺はすでに待ち合わせ場所にいた。もっと早く言えよなぁ・・ってちょっとキレ気味だった。まわりは幸せそうな顔して歩いてる。そんな風景を横目で見ながらため息をつく。
2人の待ち合わせはいつもこんな感じだった。待ち合わせ時間を確実に守れない女。待ち合わせ時間からわざと30分遅れてくるのに待ち続ける男。俺は忠犬ハチ公かと思わず突っ込みたくなる。大体こういう時は1時間半は待たなきゃいけない。もう行動がわかりきっている。俺は近くの喫茶店に入り寒さから体を守る事にした。
1時間経過・・。もう少しで申し訳なさそうな声で電話がかかってくるな・・
1時間半経過・・。おいおいまだかよ・・
2時間経過・・。まぢ遅ぇ
2時間半経過した。
「ごめん!仕事で遅れそうなの(;_;)すぐ行くから時間つぶしといてね★」
彼女からメールが来た時に俺はすでに待ち合わせ場所にいた。もっと早く言えよなぁ・・ってちょっとキレ気味だった。まわりは幸せそうな顔して歩いてる。そんな風景を横目で見ながらため息をつく。
2人の待ち合わせはいつもこんな感じだった。待ち合わせ時間を確実に守れない女。待ち合わせ時間からわざと30分遅れてくるのに待ち続ける男。俺は忠犬ハチ公かと思わず突っ込みたくなる。大体こういう時は1時間半は待たなきゃいけない。もう行動がわかりきっている。俺は近くの喫茶店に入り寒さから体を守る事にした。
1時間経過・・。もう少しで申し訳なさそうな声で電話がかかってくるな・・
1時間半経過・・。おいおいまだかよ・・
2時間経過・・。まぢ遅ぇ
2時間半経過した。
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