スカバンburn!! 60 〜受け入れる強さ〜
――帰り道
すっかり暗くなった道を
猛と慶太は歩いていた
猛「…どうしたら
ええんかな…」
慶「…タケは…強いな」
猛「?」
慶「お前は波音みたいに
落ち込まんの?」
猛「…そりゃショック受けてるし
ほんまはみんなとも
離れたくない
でもな、世の中って
どうしようもないこと、
いっぱいあるやん。
なってしまったことは
仕方ないから…
人は必ず死ぬし…
先生もよく言ってた。
“現実を受け入れる強さも
必要”やって」
慶「…そうやな」
猛「それに、はーちゃんのこと
考えてたら
自分が落ち込んでられへん」
その言葉に慶太郎が
吹き出した
猛「何笑てんねん」
慶「お前は素直やな。
それでええやん」
猛「何が?」
慶「そのまま伝えたら?
お前も波音もいろいろ
なくしてしまうけど
その分、今までは
お前にとって
邪魔になってたもんが
なくなるやろ?」
猛「え…?」
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