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ナイフ?

[334]  陣内  2006-08-08投稿
いつものコースと違うので、何だか新鮮な気分になった。


しばらく走ると両腕・両足に乳酸がたまってきたので歩くことにした。


『圭護、何してるの?』公園の前を歩いていると、奈々さんに声をかけられた。

『え…何って、散歩…かな』

なぜ奈々さんがここにいるんだ。

『奈々さんこそ、何してるの?』

ここは取り乱さず冷静にごく普通の会話をしなければ。

『家の中暑いから外に出て夜風をあびてたの』

驚いた…。なんだこの、ドラマみたいなご都合主義の偶然は。

『そ、そうなんだ…。僕も家の中は蒸し暑いから外に出て散歩してたんだ』なぜか嘘をついてしまった。

『ふーん』奈々さんは無関心そうに言った。

『………………………』

『………………………』

沈黙が続いてしまった…。これはやばい展開だ。何か話題を出さなければ。

『つ、月が綺麗だね…』

これで…どうだ!

『それがどうしたの?』

『な、何となく…』

『………………………』

『………………………』

逆効果だったかもしれない。

『この前、ありがと』

僕は一瞬何のことかわからなかった。

『いや、そんな…』

そうだった…。この話題があったんだ。

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