あなたと別れた事が信じられなくて

朝、目が覚めると
胸が張り裂けそうだった

数日後、やっぱり納得のいかない私は

「ﾓｳｲﾁﾄﾞ、ﾊﾅｼｱｲﾀｲ｣

ベルを打つ

でも、あなたは

「ﾓｳ、ｵﾜｯﾀｺﾄﾀﾞ｣

「ﾍﾞﾙﾓｶｴｽｶﾗ｣

冷たい態度…


あと数日後には、自衛隊で遠くに行ってしまう

どーにかしなきゃ！


私は、今の自分の気持ちを手紙に書き
あなたに会いに行くことにした

あなたの町の駅に着き
電話をかけた

「もしもし？｣

「おおさき？どうした｣

駅まで来てることを伝えると、家までおいでと言ってくれた


別れたことを何も知らないお母さんが笑顔で迎えてくれ、胸が痛かった…

二度目のあなたの部屋

でも、もう彼女じゃないんだね。

勢いであなたに会いに来たはずなのに

いざあなたに会うと何も言えなくて

結局手紙だけ渡し、家を出た

「一人で帰れるよな？｣

「うん｣

私は泣きながら走った


あなたと手をつないで歩いた道を…



周りの友達の言葉にまどわされ、自分達でちゃんと話し合えなかったこと
ものすごく後悔してる
けーすけ君があなたに言った事と私に言った事は
真逆だった

もしその言葉を信じて
私に対する態度が変わってしまったのなら
本当に悔しい…
ちゃんと二人で話し合えばよかったね




駅に着いた頃
ﾍﾞﾙが鳴った

「ﾓｯﾄﾊﾅｼｱｴﾊﾞﾖｶｯﾀﾅ｣

「ｵﾚﾀﾞｯﾃｸﾔｼｲ！！｣

別れた後、何度鳴らしても返事をくれなかったあなたが
最後に打ったメッセージ

それを見て泣き崩れた

でも、私の気持ちが伝わってそれだけで嬉しくて
心が救われた気がして…

一人汽車に乗った


あの時、もう一度あなたに会いに戻ったら
二人の未来
変わってたのかな…

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