アヴィヲ1
『神経ボックス接続確認して下さい』
「もっと快適な神経接続は出来ないんですかぁ?」
『…確認して下さい』
繰り返される苺の感情の全くこもっていない声に、僕は溜息をついた。
「苺さあ、その機械が喋るような音声やめてくれない?」
『…確認して下さい』
「…」
少し憤慨しながらも、僕はボックスを手足に取り付けると、コードをつないだ。
「確認」
『神経接続、開始』
「この仕事が終わったら頼むからその声はやめてね」
『神経接続100%。波長異常なし』
「きけって」
『モニター異常なし』
「いいよ。もう」
『カミカゼ70。シモカゼ70。中心、シップーロード召喚。異常なし。アヴィヲ起動』
「タイプA発進!」
本部直結モニターからの通信が遮断されて、苺の顔が「そこ」から消えた。
そのサイドのモニターに、守が映った。
『時間がないから突っ切るぞ!』
「うん!」
そういった途端に僕の体に黒いモノがまとわりついた。中継接続ゼリーのこの感触、すきじゃないな…
続く
「もっと快適な神経接続は出来ないんですかぁ?」
『…確認して下さい』
繰り返される苺の感情の全くこもっていない声に、僕は溜息をついた。
「苺さあ、その機械が喋るような音声やめてくれない?」
『…確認して下さい』
「…」
少し憤慨しながらも、僕はボックスを手足に取り付けると、コードをつないだ。
「確認」
『神経接続、開始』
「この仕事が終わったら頼むからその声はやめてね」
『神経接続100%。波長異常なし』
「きけって」
『モニター異常なし』
「いいよ。もう」
『カミカゼ70。シモカゼ70。中心、シップーロード召喚。異常なし。アヴィヲ起動』
「タイプA発進!」
本部直結モニターからの通信が遮断されて、苺の顔が「そこ」から消えた。
そのサイドのモニターに、守が映った。
『時間がないから突っ切るぞ!』
「うん!」
そういった途端に僕の体に黒いモノがまとわりついた。中継接続ゼリーのこの感触、すきじゃないな…
続く
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