「お待たせ！」
元気の良い声が、義人の背後から聞こえた。
そう、半年前に知り合った「りお」とゆう子だ。
「お久しぶり。元気でした？」
「うん。義人さんも、元気でした？」 「バカは、風邪ひかないんで（笑）。お店の方は、忙しかった？」
「そこそこですよ〜。でも、うちのお店って、ある所と一緒で、観光の方が多いですよ〜。義人さんみたいに、また来てくれる方は、なかなかいませんよ」
「でも、ありがとうね。食事してくれて」
「こちらこそですよ〜。同伴してくれて、ありがたいですよ〜」
「前回、楽しい時を過ごせたしね。…頻繁には、来れないけど、俺九州は好きだし、これからもよろしく！」
「こちらこそです。…でも、私のどこを気に入ってくれたんですか？」
「笑顔かな？…あと、話しやすかったし…」
「ありがとうございます。…一つ聞いていいですか？」
「なに？」
「メールの文が、ものすごく丁寧なのは、何故ですか？」 「ああ…あれは、職業病みたいなものかな。サービス業に、どっぷりつかってるからかな？…あと、俺の性格みたいなものかもね。」
りおは、義人の性格をなんとなく、わかっていた。
かなり、誰に対しても、気を使ってしまう性格だと…。
「…でも、気になるんだったら、やめるけど。」
「いえ。全然いいですよ。義人さんらしくて。…ただ、もうちょっと、フレンドリーでも、いいかな〜なんて」
「そう…だよね。でも、俺みたいなルックスが、どうしようもないのは、そうゆうとこで、出会いを求めてゆくしかないかな…」
「そんな…私、優しい人好きですよ」
「ありがとう…これからもよろしくです」
「こちらこそ」
義人は、それが、りおの、営業トークとわかっていても、感謝していた。
「今日、友達と、いらっしゃったんですよね？」
「うん。いつも、関東の旅行ばかりだし、これから定期的に来ようってね。…俺的には、嬉しいよ。りおさんに会えるから」
「ありがとうございます。改めて、よろしくです」
２人は食事をした後、店に向かった

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