携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 溺れる魚 21

溺れる魚 21

[208]  ゆう  2009-11-06投稿

新は真剣な表情で私を見ている。



「…新、そんなことしたら一緒にいられなくなる。郁恵が私たちの事、納得するわけないよ」

「そんなの…話してみなきゃ分からないよ。だって俺は真理さんが好きなんだ」


「新…、新のお母さんは、新に彼女ができた時でさえ、動揺してた。それが私となんて知ったら…」


郁恵の顔が頭をよぎる。

新が産まれた時も、一緒にいた。

郁恵が辛いときはいつも隣にいた。


郁恵は、私のことを信頼している。


郁恵は私にとって親友だ。



郁恵…本当にごめん…。


知られちゃ…、絶対ダメ。



「新…私は、私たちのことは誰にも一生言わない」


「そんなこと…」

「新も、今度彼女に脅されたら、私のことなんか知らないって、今からでもそう言い通して」



新の表情が、変わっていく…



「それって隠し通して、付き合っていくって事?…それとも…別れるって、こと…?」




新と付き合うことを決めた時、覚悟してた…。


いつか新を傷つけることになるって…。



続く

感想

感想はありません。

「 ゆう 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス