わからないままで[1]
泣かない。
泣く訳がない。
それなのに、涙が溢れて来るのは何故だろう?
私は赤く腫れた目をごしごしと擦って、階段を昇った。昇った先には、見慣れた教室がある筈だ。
息を切らしながらも階段を昇り切って、私は扉に手を掛けた。
引けない。
私はもう、この扉を開けられない。
泣く訳がない。
それなのに、涙が溢れて来るのは何故だろう?
私は赤く腫れた目をごしごしと擦って、階段を昇った。昇った先には、見慣れた教室がある筈だ。
息を切らしながらも階段を昇り切って、私は扉に手を掛けた。
引けない。
私はもう、この扉を開けられない。
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