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Xue―光の行方―\r act.9ー1天上人

[332]  紅乃  2006-08-08投稿
「1000年前、ジアースには二つの種族がありました…もちろんファインとヴィケッドではありませんよ?シエンさん。」
「なんでボクなのさ!?」
「そりゃお前が馬鹿だからだろ。」
「ムキーッ!!十夜に言われたくないよ!!」
「……だまれ…………」
すごく小さいのになぜか頭に響くリオの声。
「「…ごめんなさい…」」
「…すいません…シエンさん……そういうつもりで言ったのではなかったのですが…」
本当にすまなそうに言うラン。
「いいよいいよ♪そんなの…(これじゃあボクが悪者みたいじゃん!!)」
「本当にすいません……話を続けますね。その二つの種族は、地上人ルェン、天上人シュエと言います。」
「空!?人住めるの!?」
シエンが驚くと、
「天上人の文化は著しく発達していたんです。…続けますね。ある日、天上人は地上を治めている二つの大国の王を天上都市シュエ・ホンデェに招きました。地上との交流がしたかったのです。天上都市シュエ・ホンデェを見た国王達は驚きました。こんな文化があったのか…と。そして思ったのです。」
ごくり。
「――欲しい――と。すると天上人は言いました。

《戦え。勝者にはそれ相応のものを。敗者にもそれ相応のものを。》

これが…戦争の始まりです。」
「で、勝敗はどうなったんだ?」
単刀直入に十夜が尋ねる。ながれる沈黙。
「じゃあわたしが説明するね☆勝ったのはヴィケッドという王国。負けたのはファインという王国だよ☆」「「!!」」
「ボクてっきりファインが勝ってヴィケッドが負けたのかと思ったよ。」
「おれも。」
素直に感想を述べる二人。リードにひっかかれるラン。
「ぼくが嫌いなんでしょうか…?」
涙目で振り向くランは女みたい。
「しるかそんなの」
冷たく言い放つリオ。
「じゃあ説明続けるね☆天上人は勝者ヴィケッドには白きオーラを。敗者ファインには黒きオーラを与えました。地上人はオーラとともに魔力を手に入れました。魔法が使えるようになったのです。」

感想

  • 3098: まじめに説明させようと思っていたのですが…やっぱり雑談が入ってしまいました☆まだ説明ばかりで戦いや冒険を全然してませんね…がんばって早く旅へ突入させたいです(>_<)bay.紅乃 [2011-01-16]
  • 3114: 初めまして、満真と言います。私も小説を投稿させて頂いてます。読まさせて頂きましたが、大変生意気な事を言いますと…キャラの台詞で説明するよりは、文面で書いた方が簡単な説明になって話が進み易いと思いますよ。 [2011-01-16]
  • 3121: あ!(*'o'*)そう言われるとそうですね。次からそうしてみますね。さきほど作品を読ませていただいたのですが…なんだか文章が綺麗にまとまっていて、大人だなって感じがしました。私のはなんだかごちゃごちゃしてますから...アドバイスありがとうございました、満真さん。bay.紅乃 [2011-01-16]
  • 3122: 紅乃さんへレスです。作品自体は面白いと思います。私も文書力がなくて、表現も下手です…恥ずかしながら。限られた文字数で書くのは大変ですけど、お互いに頑張りましょう(^ー^)ノby満真 [2011-01-16]

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