携帯小説!(PC版)

君へ

[411]  夏子  2006-08-08投稿
好き、なんて

好きなんて言い慣れてない
好きをいつも使うと
とっても軽い気がしてしまうから
重要な時にしか使わないよ

僕にはね、愛してると同じくらい特別だから

だから君に伝えるよ
好き。



君のことを考えてたら
暗い夜があっという間に明けた


眠るときも忘れられない
起きたときも
昼も夜も、また朝も…
朝はいつもとおんなじで
僕も何ら変わらないけれど
胸に突き刺すこの痛み

君は決して届かない存在
それ故
深い、深い喪失感

この秋風のように
深い深い喪失感から
君への想いは変化する
君の嫌なところだって好きになる

それはきっと愛だろう

だから君に伝えるよ
愛している

君を君を…
愛してる。

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