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星空のかなたに 19

[260]  Haru  2009-11-08投稿
「前に会った時、自分の気持ち何も伝えられなくて、すごく後悔してた……。」
「だから、もう一度会ってちゃんと自分の気持ち確かめたいの!!」

「今度こっちに戻って来たら会ってくれないかな」
するとあなたは

「実は今、用事あってこっち戻ってきてるんだ」

「今日は無理だけど、明日の夜ならいいよ。会ってちゃんと話そう」

優しくそう言ってくれた

静岡にいるはずのあなたがまさか今、札幌にいるなんて…


奇跡のような偶然に
運命さえ感じてしまう


つばさに対する罪悪感を感じつつ
次の日の夜、川島君に再会した


助手席にあなたを乗せた私は、一緒に星空を見たくて
厚田へ車を走らせた


車の中で、別れてから今までの出来事や、あなたに対する想いを話し出す

でも…どんなに忘れられないことを伝えても

「お前が本当に好きなのは、俺じゃない」

「4年も付き合ってきた彼氏だよ」


あなたは、そればかり繰り返し、何ひとつ私の言葉を受け入れようとしてくれない…

厚田に着き、車を止めた

何を話しても、あなたの心にはもう…何も伝わらない

酔っていないと、やっぱり本音をみせてはくれないんだね…


諦めた私は

「川島君の気持ち、よくわかったよ…彼氏と結婚する」

「だけど…
今度生まれ変わったら
次こそは一緒にいたい」

涙を流しながら言った…そしたら

「そうだな
俺もそう思う…」

あなたも涙を流しながら
そう言って
抱きしめてくれた!!

どうしてこんなに想い合っていても一緒にいられないんだろう??

そう思うと涙が溢れて
止まらなかった…


たくさん泣いた私達は
お互いの顔を見て
はにかんだ

そして車から降り
二人で空を見上げた瞬間

流れ星が流れた!!

あなたは、私をそっと
後ろから抱きしめ
また星空を見上げる

-気持ちがひとつになった瞬間だった-

まるで神様が私達の事を
祝福してくれているような、そんな気分


私達はしばらく
お互いの温もりを感じながら 星空を見上げてた

まるでプラネタリウムにいるような
綺麗で澄んだ星空だった




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